【もとおのクワガタ写真館】ノコギリクワガタ編

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1.a~c

ブランチャードノコギリクワガタ

Prosopocoilus astacoides blanchardi (Parry, 1873)

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♂ 台湾 新竹県 尖石郷産 WD

飼育レコード:70.3mm (2017)

野外レコード:67.7mm

分布:モンゴル、中国四川省福建省済州島、台湾

コメント:別名フタテンアカノコギリ。淡い体色が美しいノコギリ。

ギャラリー

 

ビプラギアトゥスノコギリクワガタ

Prosopocoilus biplagiatus biplagiatus (Westwood, 1855)

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短歯♂ タイ ドイサケット産 F2

飼育レコード:48.6mm (2020)

野外レコード:45.0mm

分布:インド北東部、ミャンマー、タイ、ラオスマレー半島ベトナム北部、中国雲南省、香港

コメント:小さくコロコロとしていて可愛いノコギリ。長歯の作出は難しいが非常に格好いい。鬼のように増える。

ギャラリー

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短歯♂ タイ ドイサケット産 WF5

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♀ タイ ドイサケット産 CB

ビソンノコギリクワガタssp. cinctus)

Prosopocoilus bison cinctus (Montrouzier, 1857)

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♂70.2mm ケイ島産 CBF1

飼育レコード:79.1mm (2014)

野外レコード:81.5mm

分布:ウードラーク島、ニューギニア島、ビアク島、ヌンホル島、アル島、ケイ島

コメント:ビソン最大亜種。本亜種は腹面が黒くなるのが特徴だが、ケイ島産は後胸腹板または腿節あるいはその双方に橙色の紋が出現することがある。

ギャラリー

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♂52mm ケイ島産 WD

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♀ ケイ島産 WD

 

ブッダノコギリクワガタssp. erberi)

Prosopocoilus buddha erberi Lacroix, 1988

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♂51mm キャメロンハイランド産 WD

飼育レコード:58.9mm (2016)

野外レコード:53.7mm

分布スマトラ島、シムルエ島、マレー半島

コメントアシンメトリー具合はそれほどだが、光沢が強くなかなか美しい亜種。メスの雰囲気はノコギリというよりフタマタクワガタに似ており、産卵形態も類似していた。

ギャラリー

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♀ キャメロンハイランド産 WD

 

ブルイジンノコギリクワガタssp. bomansi)

Prosopocoilus bruijini bomansi (Lacroix, 1972)

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大歯♂35mm スライヤル島産 CB

飼育レコード:38.9mm (2012)

野外レコード:37.1mm

分布:スライヤル島

コメント:体全体がクリーム色、他亜種と比べかなり小型、休眠期間がくっそ長いなど我が道を突き進む独特なブルイジン。野外品入荷が絶望的なので大切にしていきたい。

ギャラリー

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トップと同一個体

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中歯♂

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小歯♂

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ブルイジンノコギリクワガタssp. pelengensis)

Prosopocoilus bruijini pelengensis Mizunuma, 1994

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♂ ペレン島産 WD

飼育レコード:45.9mm (2015)

野外レコード:41.6mm

分布:ペレン島

コメント:スラウェシ亜種と比べると大アゴが短く、体格はがっしりとしている。スラウェシ産と併せてよく入ってくるブルイジン。

ギャラリー

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♂ WF1

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♀ WF1

 

ブルイジンノコギリクワガタssp. rufulus)

Prosopocoilus bruijini rufulus Didier, 1929

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♂ スラウェシ島 パロロ・パル産 WD

飼育レコード:44.7mm (2014)

野外レコード:45.7mm

分布スラウェシ島

コメント:ペレン産よりもスマートな印象。2亜種間は実はメスの方が見分けやすかったりする。と思ったらメスの画像がありませんでした。(rufulusの♀は上翅会合部の黒いバンドが非常に太くなる)

ギャラリー

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小型♂ WF1

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♀ WF1

 

カスタネウスノコギリクワガタ(原名亜種)

Prosopocoilus castaneus castaneus (Hope, 1845)

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♂51mm インド シッキム州レスヒ産 WF1

飼育レコード:登録なし

野外レコード:61.0mm

分布:ネパール、インドシッキム州、ブータン

コメント:元はアスタコイデス原名亜種として入手した。飴色という表現が非常にしっくりくる美しい種。

ギャラリー

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2.d~f

トカラノコギリクワガタ

Prosopocoilus dissimilis elegans (Inahara, 1958)

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♂ 中之島産 CB ホワイトアイ

飼育レコード:76.6mm (2005)

野外レコード:74.2mm

分布トカラ列島

コメント:elegansという亜種小名がこれほど似合う種は他にいるだろうか。

ギャラリー

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トップと同一個体

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♀ 中之島産 CB ホワイトアイ

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♂ 悪石島産 CB

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♀ 悪石島産 CB

 

エスブルグノコギリクワガタ

Prosopocoilus doesburgi doesburgi Bomans, 1978

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小型♂ スラウェシ島 パロロ・パル産 WD

飼育レコード:73.0mm (2012)

野外レコード:76.0mm

分布スラウェシ島

コメント:上翅に微毛の生えた変わったノコギリ。ラミニフェルノコギリに似てる気がしないでもない。

ギャラリー

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トップと同一個体

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♀ WD

 

ドルサリスノコギリクワガタ(原名亜種)

Prosopocoilus dorsalis dorsalis (Erichson, 1834)

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♂ マリンドッケ島 Boi産 WF1

飼育レコード:58.9mm (2016)

野外レコード:53.7mm

分布:フィリピン

コメント:ワインレッドカラーが美しい種で、よく観察するとラテラリスに似た模様があるのもポイント。流通も人気もそれほどない。

ギャラリー

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短歯♂ WD

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♀ WF1

 

ファブリースノコギリクワガタ(原名亜種)

Prosopocoilus fabricei fabricei (Lacroix, 1988)

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♂ ペレン島産 WF1

飼育レコード:72.7mm (2004)

野外レコード:69.4mm

分布:ペレン島、バンガイ島

コメントノコギリクワガタ属を代表する美麗種だが、どうしてもタカクワイの陰に隠れがちな哀れな亜種。

ギャラリー

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トップと同一個体

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♀ WF1

 

フランシスノコギリクワガタ

Prosopocoilus francisi Arnaud, 1986

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♂ ネバービスカヤ カシブ産 WF1

飼育レコード:40.0mm (2009)

野外レコード:34.1mm

分布ルソン島

コメント:手足が長いことからわかるようにノズノコに近縁。というよりノズノコが本種に近縁(命名はこちらが先輩)。形はノズノコよりだいぶ格好いいと思うが人気無し。

ギャラリー

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♀ WF1

フラビドゥスノコギリクワガタ

Prosopocoilus flavidus borneoensis Schenk, 2020

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♀ カリマンタン産 WD

飼育レコード:30.0mm (2021)

野外レコード:44.8mm

分布ボルネオ島

コメント:ワイ如きが手を出していい虫ではなかった。♂は黄色くしたミスティクスノコギリみたいな感じ。と書こうとしていたらドエスブルグとの類縁が指摘されていました。

 

フルストルファーノコギリクワガタ(原名亜種)

Prosopocoilus fruhstorferi fruhstorferi Kolbe, 1897

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長歯♂ ロンボク島産 WF1

飼育レコード:70.5mm (2015)

野外レコード:70.3mm

分布ロンボク島

コメント:フルストルファーノコギリの中では飛びぬけて大型化する。ノコギリクワガタの中で最も「鋸」らしいアゴをもつのは本種ではないだろうか。

ギャラリー

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短歯♂ WD

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♀ WF1

 

フルストルファーノコギリクワガタssp.colfsi)

Prosopocoilus fruhstorferi colfsi Seguy, 1955

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短歯♂ フローレス島産 WD

飼育レコード:54.3mm (2012)

野外レコード:53.2mm

分布フローレス

コメント:長歯を羽化させて原名亜種と並べたい。と目論んでいたら3頭しか産まなかった。クソが。

 

3.g~n

ギラファノコギリクワガタssp. keisukei)

Prosopocoilus giraffa keisukei

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♂91mm フローレス島産 F2

飼育レコード

野外レコード

分布

コメント:定番中の定番である最大亜種。

ギャラリー

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トップと同一個体

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♀ フローレス島産 F2

 

ギラファノコギリクワガタssp. makitai)

Prosopocoilus giraffa makitai Mizunuma et Nagai, 1991

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♂ ルソン島 ネバーシーハ産 WF2

飼育レコード:110.1mm (2005)

野外レコード:111.0mm

分布ミンドロ島ルソン島

コメント:原名とダイスケの合の子のような亜種。

ギャラリー

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トップと同一個体

 

ハスタートノコギリクワガタssp. nakagomei)

Prosopocoilus hastarti nakagomei Okuda, 2017

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短歯♂ ガダルカナル島産 WF3

飼育レコード:60.5mm (2021)

野外レコード:52.2mm

分布ガダルカナル島

コメント:シックな気品を感じる美しい亜種。某ショップで幼虫ペア買ったら♀が蛹で送りつけられ(当然死亡)オワオワリ。菌糸に入ってたからしゃあないっちゃしゃあないがやるせなし。

 

ジュリエットノコギリクワガタ

Prosopocoilus julietae Nagai et Tsukamoto, 2003

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♂ マラグサン産 WF1

飼育レコード:50.9mm (2016)

野外レコード:46.5mm

分布ミンダナオ島南東部

コメント:赤い虫が好きな人におすすめの逸品。多産のため増やしすぎに注意。

ギャラリー

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小型♂ WF2

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♀ WF2

 

ノコギリクワガタ

Prosopocoilus inclinatus inclinatus (Motschulsky, 1857)

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♂ 岩手県盛岡市産 WD

飼育レコード:76.8mm (2015)

野外レコード:77.0mm

分布:北海道~九州および周辺離島、朝鮮半島済州島鬱陵島

コメント:水牛は何度見てもカッコいい。

ギャラリー

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トップと同一個体

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♀ 岩手県盛岡市産 WD

 

ヤザキノコギリクワガタ

Prosopocoilus inquinatus yazakii Nagai, 2005

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♂ インド アルナーチャルプラデーシュ州 ローディバンバレー産 F5

飼育レコード:登録なし

野外レコード:36.0mm

分布:インド北東部、チベット自治区南東部、ミャンマー北部

コメント:ビプラギアトゥスをより鮮やかにしたような種。今はインクイナトゥスノコギリの名を用いる方が適切だろうか。多産で飼育は容易…なはずだがうちでは相性が悪く3回コケている。

 

ラテラリスノコギリクワガタ(ssp. lorquini)

Prosopocoilus lateralis lorquini (Deyrolle, 1865)

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♂56mm スラウェシ島 パロロ・パル産 WF1

飼育レコード:61.3mm (2018)

野外レコード:59.0mm

分布スラウェシ島

コメント:色ノコらしい色彩とヒラタクワガタを彷彿とさせる体格が魅力。もっともよく流通するラテラリスで、安定して多産。

ギャラリー

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♂ WD

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♀ WF2

 

ラテラリスノコギリクワガタ(ssp. myleenae?)

Prosopocoilus lateralis myleenae Nagai et Tsukamoto, 2003

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♂ ルソン島 南カマリネス産 WF1

飼育レコード:60.8mm (2018)

野外レコード:60.4mm

分布カタンドゥアネス島

コメント:ラテラリスのベースにほんのり赤みがかり美しい亜種。BE-KUWA上での分布はカタンドゥアネス島のみとなっているが、暫定的に購入元の情報をそのまま掲載する。ブリード失敗した今となっては割とどうでもいいんですけどね。

 

ミスティクスノコギリクワガタ(ssp. rusa)

Prosopocoilus mysticus rusa Kriesche, 1920

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♀ スマトラ島ベンクール産 WD

飼育レコード:42.8mm (2010)

野外レコード:43.7mm

分布スマトラ島、ニアス島

コメント:何かのついでに♀単を購入。セット投入後♀は即死したものの何とか幼虫を3頭得る。大型の♂を拝みたく期待を込めて500ボトルに投入するも、立派に育った3姉妹が仲良く爆速羽化。おもんねー!

ギャラリー

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トップと同一個体

 

ノズノコギリクワガタ

Prosopocoilus nozui Fujita, 2010

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♂ 南カマリネス Mt.Isarog産 WF2

飼育レコード:対象外

野外レコード:26.7mm

分布ルソン島南カマリネス県

コメント:異様な風貌に派手な赤色で大変奇抜な種。半面♀は非常に地味。同系統のフランシスよりも幼虫が弱っちい印象を受ける。

ギャラリー

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♀ WF2

 

4.o~z

オキピタリスノコギリクワガタ(原名亜種)

Prosopocoilus occipitalis occipitalis (Hope et Westwood, 1845)

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長歯♂48.9mm スラウェシ島 パロロ・パル産 WF1

飼育レコード:57.0mm (2021)

野外レコード:55.1mm

分布:フィリピン、スラウェシ島、サンギヘ諸島、タリアブ島

コメント:可愛い枠に入れられがちなクワガタだが、大型個体は横幅が出てなかなかカッコよくなる。プリカ飼育すると幼虫がいじけがちになるためボトル飼育推奨。

ギャラリー

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短歯♂ スラウェシ島 パロロ・パル産 WD

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♂ スラウェシ島 パロロ・パル産 WF1

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♀ スラウェシ島 パロロ・パル産 WF1

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♂ タリアブ島 西タリアブ産 WD

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♀ タリアブ島 西タリアブ産 WD

オキピタリスノコギリクワガタ(ssp. astericus)

Prosopocoilus occipitalis astericus

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♂ 東ジャワ イジェン産 WD

飼育レコード

野外レコード

分布

コメント:最近よく流通するスラウェシ産と比べ、丸っこく小型かつ体色は薄い。可愛らしいという言葉がよく似合うオキピタリス。

ギャラリー

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♂ 東ジャワ イジェン産 WD

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♀ 東ジャワ イジェン産 WD

パッサロイデスノコギリクワガタ

Prosopocoilus passaloides

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♂ 西ジャワ Mt.Halimun産 WD

飼育レコード

野外レコード

分布

コメント:円筒状の体形が異色の雰囲気を醸すノコギリ。交尾期形状からミラビリスヒラタとの類縁が指摘されている。

ギャラリー

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♀ 西ジャワ Mt.Halimun産 WF1

 

サバゲノコギリクワガタ

Prosopocoilus savagei (Hope, 1842)

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♂ カメルーン南西州 Nyassosso産 WD

飼育レコード:64.6mm (2006)

野外レコード:65.0mm

分布ギニアウガンダ

コメント:いかにもなアフリカンカラー。savageiとは実に的を射た良い名前と思う。

ギャラリー

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♀ WD

 

セリケウスノコギリクワガタ(原名亜種)

Prosopocoilus sericeus sericeus (Westwood, 1844)

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♂ 南カリマンタン産 WF1

飼育レコード:登録なし

野外レコード:35.8mm

分布スマトラ島、ニアス島、ジャワ島、ボルネオ島

コメント:材産みぼちぼちできるようになったし、バクテリア材も仕込んであるからいけるやろ!と思っていたところ無事返り討ちにあいました。たまにいるブリードそのものが難しいノコギリの一端。

ギャラリー

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♀ WF1

 

スクアミラテリスノコギリクワガタ(ssp. kobayashii)

Prosopocoilus squamilateris kobayashii Fujita, 2010

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♂ 東カリマンタン産 WF1

飼育レコード:35.7mm (2012)

野外レコード:31.0mm

分布ボルネオ島

コメント:上翅を縁取るような微毛がかわいらしい小型種。実物の雰囲気はかなりドルサリスに近い。特に♀はドルサリスの子分のような印象を受けるが、画像がなかった。

 

トラグルスノコギリクワガタ(原名亜種)

Prosopocoilus tragulus tragulus (Vollenhoven, 1861)

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♂ モロタイ島産 WF1

飼育レコード:65.5mm (2005)

野外レコード:59.3mm

分布モルッカ諸島

コメント:ウッド調の上翅が美しい種。体高がありビソン系ノコギリの中でも特異な印象を受ける。黒化型もみてみたい。

ギャラリー

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♂ モロタイ島産 WD

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♀ モロタイ島産 WF1

 

トラグルスノコギリクワガタ(ssp.assimilis)

Prosopocoilus tragulus assimilis (Parry, 1864)

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♂ アルファック産 WF1 61mm程度

飼育レコード:71.3mm (2011)

野外レコード:68.0mm

分布ニューギニア島北西部、ワイゲオ島、ヌンホル島、ビアク島

コメント:雌雄ともに原名亜種とは別種のような印象を受ける。素直に産んでくれる原名に対し、こちらはてんでダメ…。

ギャラリー

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トップと同一個体

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♂ アルファック産 WD

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♀ アルファック産 WD

 

ウォレスノコギリクワガタ

Prosopocoilus wallacei (Parry, 1862)

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♂ カシルタ島産 WD

飼育レコード:58.9mm (2016)

野外レコード:53.7mm

分布モルッカ諸島、オビ島、セラム島

コメント:上翅の黄縁はさながらゲンゴロウ。がっちりとした体格をもち、色虫好きでなくても気に入る人は多いだろう。

ギャラリー

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♂ カシルタ島産 WD

ゼブラノコギリクワガタ(原名亜種)

Prosopocoilus zebra zebra (Olivier, 1789)

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♂ ボルネオ サバ州 クロッカー山脈産 WF2

飼育レコード:57.4mm (2015)

野外レコード:54.2mm

分布ミャンマー(テナセリウム)、マレー半島スマトラ島、シベルート島、ボルネオ島パラワン島

コメント:よく流通しているジャワ産に比べ黄色部分の面積割合が多く鮮やかな印象を受ける。特にボルネオ産は腹面まで橙色になり、金毛との相乗効果もありより一層鮮やかに見える。長歯が見たいよ。

ギャラリー

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♂ WF1

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♀ WF2

 

5.Kirchnerius属

キクロマトイデスシカノコギリクワガタ

Kirchnerius cyclommatoides (Lacroix, 1978)

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♂ ベトナム イェンバイ産 CBF3

飼育レコード:64.1mm (2017)

野外レコード:62.0mm

分布ベトナム北部

コメント:ヘンテコグループの一角シカノコギリ。存外腹面がえっちであった。ブリード失敗。

ギャラリー

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トップと同一個体

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♀ CBF3

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【もとおのクワガタ写真館】ホソアカクワガタ編

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カナリクラトゥスホソアカクワガタ(ssp. ramlii)

Cyclommatus canaliculatus ramlii T.Wakatake et K.Sakamaki, 2002

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♂ 南カリマンタン産 WD

飼育レコード:56.5mm (2014)

野外レコード:46.4mm

分布ボルネオ島南部

コメント:微毛が美麗な種類で、とりわけ新成虫は美しい。産卵数は多くない。大型化させるのは結構難しい印象。上翅のスジが特徴的な亜種だが、入手した系統はスジが明瞭とは言えないためssp. consanguineusの可能性もある。

ギャラリー

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♀ 南カリマンタン産 WD

 

デハーンホソアカクワガタ

Cyclommatus dehaani (Westwood, 1842)

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♂46mm 西カリマンタン産 WF1

飼育レコード:48.6mm (2006)

野外レコード:50.1mm

分布マレー半島スマトラ島、メンタウェイ諸島、ボルネオ島

コメント:大型個体と小型個体で印象が全く異なる。40ミリを超すと小型種とは思えない迫力が出てカッコいい。

ギャラリー

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小型♂ 西カリマンタン産 WD

 

エラフスホソアカクワガタ

Cyclommatus elaphus Gestro, 1881

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♂ スマトラ島産 CB

飼育レコード:97.5mm (2013)

野外レコード:109.0mm

分布スマトラ島

コメント:ホソアカクワガタ最大種。風格が圧倒的。

 

インペラトールホソアカクワガタ(原名亜種)

Cyclommatus imperator imperator Boileau, 1905

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♂78mm イリアンジャヤ ワメナ産 CBF1

飼育レコード:83.2mm (2019)

野外レコード:94.0mm

分布ニューギニア島

コメント:メタリフェルを見慣れていると、がっしりとした体格に思わず感嘆する。20℃前後で鬼のように産む。

ギャラリー

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♀ イリアンジャヤ ワメナ産 CBF1

 

ルニフェルホソアカクワガタ

Cyclommatus lunifer Boileau, 1905

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♂ スマトラ島 ベンクール産 WD

飼育レコード:55.2mm (2019)

野外レコード:53.3mm

分布ミャンマー南東部~マレー半島スマトラ島ボルネオ島

コメント:デハーンホソアカに似るが、頭楯が著しく突出する。テングホソアカなんて言われてたり。

ギャラリー

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♀ スマトラ島 ベンクール産 WD

 

マーチンホソアカクワガタ(ssp.yamamotoi)

Cyclommatus martini yamamotoi T.Wakatake, 2002

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♂ カリマンタン Mt. Bakayan産 WD

飼育レコード:登録なし

野外レコード:39.9mm

分布ボルネオ島南部

コメント:独特の雰囲気を持ったホソアカ。ブリードは無事玉砕。

 

メタリフェルホソアカクワガタ(ssp.aenomicans)

Cyclommatus metalifer aenomicans parry, 1862

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♂ バチャン島産 WF2

飼育レコード:78.0mm (2021)

野外レコード:78.4mm

分布:ハルマヘラ島、バチャン島、カシルタ島

コメント:光沢が強く、ややアゴが湾曲する亜種。

ギャラリー

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♂ バチャン島産 WF1

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♂ バチャン島産 WD

 

モンタネルスホソアカクワガタ

Cyclommatus montanellus montanellus Mollenkamp, 1904

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♂ ボルネオ サバ州 クンダサン産 WF2

飼育レコード:76.2mm (2012)

野外レコード:79.0mm

分布ボルネオ島北部

コメント:美麗種だが大型個体作出難関ホソアカの筆頭格。そもそも産卵でコケましたが…

 

スペキオススホソアカクワガタ(ssp.anepsius)

Cyclommatus speciosus anepsius De Lisle, 1980

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♂ マライタ島産 CB

飼育レコード:64.2mm (2014)

野外レコード:59.5mm

分布サンクリストバル島、マライタ島、ラノンガ島、ベララベラ島

コメント:頭が大きくアンバランスにも思える迫力があり、またspeciosusという名前がよく似合った美しい種。成虫(特に♂)を長持ちさせることが難しい印象。

 

タランドゥスホソアカクワガタ

Cyclommatus tarandus (Thunberg, 1806)

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♂ 西カリマンタン Mt.Bawang産 WF1

飼育レコード:64.2mm (2006)

野外レコード:71.0mm

分布ボルネオ島南部

コメント:安価だが赤銅~金色の輝きと大あごのバランスが絶妙で、絶対に実物を見てほしい種のひとつ。野外レコードがあまりにでかくておったまげた。

 

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【もとおのクワガタ写真館】Dorcus編

他の種類の記事はトップからどうぞ

1.オオクワガタ系

オオクワガタ

Dorcus hopei binodulosus Waterhouse, 1874

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大歯♂ 北海道檜山郡厚沢部町産 WF2

飼育レコード:92.7mm (2020)

野外レコード:76.6mm

分布:北海道南西部~九州、佐渡島?、対馬、中国遼寧省朝鮮半島

コメント:わざわざ自分で飼う必要ないなぁと思いながらも、傍らにはいてほしいという不思議な魅力のある虫。

ギャラリー

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大歯♂ 北海道檜山郡厚沢部町産 WF3

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♀ 北海道檜山郡厚沢部町産 WF3

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♀ 岩手県産 WD

クルビデンスオオクワガタ(ssp.babai)

Dorcus curvidens babai Fujita, 2010

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♂ ベトナム ダラット産 CBF1

飼育レコード:81.0mm (2014)

野外レコード:75.4mm

分布ベトナム南部、マレーシア?

コメント:ババクルビデンスとも。大型化しても内歯が必ず基部につく異色のオオクワガタ。独立種とする見方もある。♀はhopei系統のものと比較して上翅のスジが非常に明瞭になる点などから判別できる。

ギャラリー

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トップと同一個体

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ムシモンオオクワガタ

Dorcus musimon Gene, 1836

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♂ イタリア サルディーニャ島産 CBF1

飼育レコード:36.2mm (2009)

野外レコード:24.3mm

分布コルシカ島(フランス)、サルディーニャ島(イタリア)、アフリカ北部

コメント:可愛いし長寿。飼育は簡単なはずだが安定して増えてくれない。

 

パラレリピペドゥスオオクワガタ

Dorcus parallelipipedus (Linnaeus, 1758)

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小型♂ ウクライナ ドネツク Liman forest産 WD

飼育レコード:37.5mm (2021)

野外レコード:30.0mm

分布:ヨーロッパ~小アジア、アフリカ北部

コメント:Dorcus属基準種。ムシモンと比較しざらつきが強い。

 

シェンクリングオオクワガタ

Dorcus schenklingi (Mollenkamp, 1913)

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♂ 台湾 合望山産 CB

飼育レコード:89.9mm (2013)

野外レコード:84.0mm

分布:台湾

コメント:非常に好み。でかいコクワと言う輩をぶん殴ってやりたい。

 

2.アカアシクワガタ系

アカアシクワガタ(原名亜種)

Dorcus rubrofemoratus rubrofemoratus (Vollenhoven,1865)

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♂ 岩手県二戸市浄法寺産 WD

飼育レコード:61.7mm (2017)

野外レコード:58.5mm

分布:北海道~九州、対馬隠岐

コメント:国産種の中で一、二を争う美麗種だと思う。

 

ネパールコクワガタ

Dorcus nepalensis (Hope, 1831)

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♂ ネパール ランターン産 WF2

飼育レコード:78.4mm (2016)

野外レコード:80.0mm

分布:ネパール、インド北東部、チベット自治区

コメント:通称ネパレンシス。バランスの整った体形に加え、強い光沢は思わず息をのむ格好よさ。

 

チュウゴクコクワガタ(原名亜種)

Dorcus sinensis sinensis (Boileau, 1899)

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♂ 中国 維西リス族自治区産 WD

飼育レコード:登録なし

野外レコード:?

分布:中国雲南省北部

コメント:光沢が強く、丸っこくてかわいらしい。

 

ヤマダクワガタ

Dorcus yamadai (Miwa, 1937)

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♂ 台湾 南投県 力行村 WF2

飼育レコード:63.2mm(2012)

野外レコード:61.5mm

分布:台湾

コメント:台湾におけるアカアシクワガタの代置種的な存在なのだろうか。腹面が黒いこと以外でも、光沢や大アゴの湾曲など多くの部分でアカアシクワガタとはだいぶ異なる印象を受ける。

ギャラリー

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♀ 台湾 南投県 力行村 WF2

3.コクワガタ

コクワガタ

Dorcus rectus rectus (Motschulsky, 1857)

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大歯♂45mm 岩手県盛岡市産 WD

飼育レコード:58.1mm (2016)

野外レコード:54.4mm

分布:北海道~九州および周辺離島、ロシア南東部、中国遼寧省朝鮮半島、台湾

コメント:国産種の中で一番カッコいいと思う。

ギャラリー

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♂42mm 島根県隠岐の島町産 WD

 

トカラコクワガタ

Dorcus rectus kobayashii Tsuchiya et Ichikawa,1985

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♂ トカラ列島中之島産 CB

飼育レコード:53.6mm (2005)

野外レコード:50.7mm

分布トカラ列島

コメント:赤み・光沢が強く気品がある。

 

ヤクシマコクワガタ

Dorcus rectus yakushimaensis Tsuchiya,2003

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♂45mm 屋久島産 WD

飼育レコード:54.2mm (2014)

野外レコード:53.6mm

分布大隅諸島甑列島

コメント:本土のコクワよりも赤みが強い。体は艶消し状。思い出の一種。

 

スジクワガタ

Dorcus striatipennis striatipennis (Moschulsky, 1861)

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♂35mm 岩手県盛岡市産 WD

飼育レコード:39.2mm (2013)

野外レコード:40.0mm

分布:北海道~九州および一部周辺離島

コメント:独特の内歯がなかなかかっこいい。30ミリ超えてくるとガタイがよくなる印象。

ギャラリー

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♂ 岩手県盛岡市産 WD

 

4.ヒラタクワガタ

パプアヒラタクワガタ

Dorcus arfakianus (Lansberge, 1880)

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短歯♂49mm アルファック産 WD

飼育レコード:60.3mm (2003)

野外レコード:59.4mm

分布ニューギニア島

コメント:横幅があるため、体長の割に迫力が出ている。頭部後方のしわの寄った部分が好き。とてもよく増える。

ギャラリー

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トップと同一個体

 

デタニヒラタクワガタ

Dorcus detanii Mizunuma, 1994

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♂50mm 西タリアブ産 WD

飼育レコード:57.0mm (2010)

野外レコード:54.0mm

分布:タリアブ島

コメント:非常にえっちな赤みをしていると存じ候。

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トップと同一個体

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ユーリケファルスヒラタクワガタ

Dorcus eurycephalus Burmeister, 1847

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中歯♂ 西ジャワ Mt.Halimun産 WD

飼育レコード:75.9mm (2013)

野外レコード:78.6mm

分布:ジャワ島

コメント:アルキデスよりも光沢が強く、歯型も異なる。メスも丸っこい。好きな種類だが、クソムシの類だと思う。

 

インターメディウスヒラタクワガタ(原名亜種)

Dorcus intermedius intermedius (Gestro, 1881)

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♂ アルファック産 WD

飼育レコード:59.6mm (2008)

野外レコード:55.8mm

分布ニューギニア島、ビアク島、ヌンホル島、カルス島、ニューブリテン島、ニューアイルランド島

コメント:♀が即死した。

 

ギリアンヒラタクワガタ

Dorcus ghilianii (gestro, 1881)

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小型♂ ケイ島産 WD

飼育レコード:58.1mm (2011)

野外レコード:56.3mm

分布:ケイ島、ダマル島?、ブル島?

コメント:特異な雰囲気の大あごを持つ。でかいのがみたい。

 

ペマコヒラタクワガタ

Dorcus pemakoi Huang, Okuda, Maeda & Chen, 2017

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♂ チベット自治区 メトク県産 WD

飼育レコード:登録なし

野外レコード:?

分布:インド北東部、チベット自治区南東部

コメント:♀が即イキし発狂した。

ギャラリー

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タウルスヒラタクワガタ(原名亜種)

Dorcus taurus taurus (Fabricius, 1801)

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長歯♂ スマトラ産? WD

飼育レコード:63.7mm (2003)

野外レコード:64.0mm

分布ミャンマー南部、マレー半島スマトラ島および周辺離島

コメント:ジャワタウルス頼んだら来たやつ。ラベル取り違いは真に悪。

ギャラリー

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トップと同一個体

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♀ スマトラ産? WD

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♂ マレーシア ケランタン産 WD

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♀ マレーシア ケランタン産 WD

タウルスヒラタクワガタssp.subtaurus)

Dorcus taurus subtaurus (Maes, 1992)

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中歯♂ カリマンタン Mt. Bakayan産 WF1

飼育レコード:71.0mm (2020)

野外レコード:65.3mm

分布ボルネオ島

コメント:長歯がばりカッコいいので見たい。

 

テルナテヒラタクワガタ

Dorcus ternatensis Thomson, 1862

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♂ バチャン島産 WD

飼育レコード:58.8mm (2013)

野外レコード:55.4mm

分布モルッカ諸島

コメント:カッコいいのだが相性が悪く全く増えてくれない。

 

ベトナムヒラタクワガタ

Dorcus titanus fafner (Kriesche, 1920)

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♂ ラオス シェンクワン産 WD

飼育レコード:90.1mm (2011)

野外レコード:90.0mm

分布ベトナムラオス、タイ東部

コメントベトナムヒラタとして購入したが別亜種の可能性もある。持腹で幼虫が得られているのでどんなのが羽化するか楽しみ。

ギャラリー

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トップと同一個体

 

ファソルトヒラタクワガタ

Dorcus titanus fasolt (Kriesche, 1920)

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♂ 韓国 全羅北道 全州市産 WD

飼育レコード:87.0mm (2006)

野外レコード:84.0mm

分布朝鮮半島済州島、中国遼寧省

コメント:titanusの分際で全然増えなくて頭を抱えている

ギャラリー

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♀ 韓国 全羅北道 全州市産 WD

 

ウンナンヒラタクワガタ

Dorcus titanus typhoniformis (Nagel, 1924)

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♂ 中国 貴州省 貴陽市産 WF1

飼育レコード:85.2mm (2021)

野外レコード:80.0mm

分布:中国貴州省およびその周辺

コメント:最もえっちなtitanus(個人の感想)。ギザなし個体がこれまたえっち。

ギャラリー

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内歯消失♂ 中国 貴州省 貴陽市産 WF1

 

5.サビクワガタ系

タイワンサビクワガタ

Dorcus taiwanicus Nakane et S. Makino, 1985

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♂20up 台湾 台中和平區大雪山産 WF1

飼育レコード:対象外

野外レコード:?

分布:台湾

コメント:ベルティヌス系統のサビクワらしい形状。触り心地がいい。

 

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私がこれまで撮影したクワガタの写真一覧です!

リンクから各種詳細ページに飛べます。

 

ホソアカクワガタ

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Dorcus系

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シカ・フタマタ系

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ノコギリクワガタ系

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その他クワガタ

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カブトムシ

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・カナブン

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参考:

俺が作った世界のカブトムシ・クワガタムシ図鑑(カブトムシ編) | 虫ときどき蛇 (sametchi.com) (まとめ方の参考。リンク掲載許可ありがとうございます!)

・GBIF

・BE-KUWA 19号 「ホソアカクワガタ大特集!!」

・BE-KUWA 26号 「ツヤクワガタ大特集!!」

・BE-KUWA 30号 「ミャンマーのクワガタ大特集!!」

・BE-KUWA 31号 「シカクワガタ大特集!!」

・BE-KUWA 43号 「ギラファノコギリ大特集!!」

・BE-KUWA 44号 「オオヒラタ大特集!!」

・BE-KUWA 46号 「世界のノコギリクワガタ大特集!!」

・BE-KUWA 54号 「世界のコクワガタ大特集!!」

・BE-KUWA 63号 「ヘラクレスオオカブト大特集!!」

・BE-KUWA 68号 「特集!!オオクワガタとその仲間」

・BE-KUWA 72号 「世界の人気オオクワガタ大特集!!」

・BE-KUWA 75号 「世界のミヤマクワガタ大特集!!」

・BE-KUWA 76号 「世界のヒラタクワガタ大特集!!」

・BE-KUWA 79号 「世界のノコギリクワガタ大特集!!」

タリアブ島産 フィリピンネブト バンガイエンシス 産卵

 ご無沙汰しております。もとおです。

 何かしら結果が出たら更新しようと思いつつ、なあなあになっておりましたが、昨日触発されたのでブログ書きます。

 

今回はこちら

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フィリピンネブトクワガタ(バンガイエンシス)

Aegus philippinensis banggaiensis Nagai, 1994

西タリアブ産 WD

2021年10月2日 通関

2021年10月13日 入手

 

 先日の唐突なタリアブ便には多くの方が衝撃を受けたと思いますが、自分もそのひとり。せっかくなので何か入手しておこうと思い、ネブトをやってみたかったこともあって入門種として名高い本種を購入。

タカクワイなんて買えないし…オパクス欲しかったけど「勝てるわけねェだろうが!!!」になったし…はぁ。

 

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 オス21ミリ、メス15ミリと非常に可愛いサイズ。思ったより華奢なのは小型だからでしょう。ペレン産ほどとはいかなくとも、太くていかつい個体を羽化させたい。

 野外品ネブトゆえ、最大の課題は産卵…。頑張ります。

 

 

2021年10月13日 産卵セット

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 Nマット、黒土、使用済みマットをいい感じに(テキトーな塩梅ともいう)混ぜ、水分はノコ等よりも気持ち多めに。1400ボトルの底1センチほど固詰めし、あとはほどよく詰め。温度は23~24℃。転倒防止用のヤシガラはウンナンヒラタが生活してた後のもの。匂いがいい具合に酸っかい匂いだったので「もしや?」ということで。

 ちなみに左のでかい方はアクミナートゥスです。

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 脱線しますがアクミナートゥス、めちゃくちゃカッコいいですね…。ついで買いでしたが惚れました。

 

2021年10月24日 卵確認

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 数日前から坑道らしきものを確認していましたが、この日無事卵が見えました。野外品ネブト初産卵成功なので思わずガッツポーズ。

 後日もう一卵増え、そのうえ膨らんできているようなので一安心。どれくらい産んでいるか楽しみ。

 

 アクミナートゥスの方も坑道っぽいものは見えているので少し期待。

 

 幼虫飼育は安定のUマットにしようかと思案中。

ブルイジン ボーマンス (ブルイジンノコギリ 亜種ボーマンス) 飼育メモ

こんばんは。もとおです。

今回はブルイジンノコギリのスライヤル亜種についてです。

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Prosopocoilus bruijini bomansi Lacroix,1972
記載時はf. bomansiとして記載されたという噂。ほんと?

全身が黄色く、頭部~前胸に茶色い縁取りがあります。頭部の模様は個体によってハートマークに見えて可愛らしいです。ハートクワガタってことで人気出ないかな…

人によってはボーマンスノコギリと呼びます。確かに、パッと見はまったくブルイジンに見えません…(笑)

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♀も独特ですが、上翅接合部の黒い模様がスラウェシ亜種rufulusに似てます。

生息地のスライヤル島は日本ではスラヤールとかセラヤールなんて呼ばれたりもしてます。スライヤル呼びは虫屋だけかも。
南スラウェシの真下にあり、標高は軽く調べたところ高いところでも600m程度でした。低地の虫なのかな?

そして、本種の非常にめんどくさい特徴として長い休眠期間が挙げられます。ブルイジンの分際で10ヶ月~1年寝るとか。ペレンやスラウェシのブルイジンは2~3ヶ月でブンブン飛び回ってたことを考えると本当に異質です。現在国内で見かける飼育品はWF10!?とかで、根気よく続けている方に尊敬せざるをえません。


【2019年12月 種親入手】
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小型ペアが安かったので購入。累代CB。2000円ポッキリ。
同年6月羽化とのことですが、(当然ながら)活動はしていませんでした。


【2020年5月31日 産卵セット】
5月前半あたりでゼリーがカビなくなり、活動開始と判断。1週間ほど同居させた後、いつものノコギリセットでやった記憶。管理温度は23.5℃ほど。

【2020年6月 割り出し】
きちんと記録を残していない…雑魚過ぎ…
17頭ほど幼虫を得て、3頭誰かにあげたのは覚えています。

【2020年7月31日 小分け】
雌雄判別が可能な程度に成長していた個体が多かったと思います。
♀っぽいのは120カップ、♂っぽいのは260カップへ。とくに♂とはっきりわかる2頭はオオヒラタケ菌糸カップへ投入。幼虫が小さかったため、この時は「♀多いな~」と思ってました。
特に温度を下げたりはしませんでした。

【2020年10月19日 交換】
マット組のマットを交換。菌糸は状態がよかったためそのまま飼育しました。

【2020年11月~ 羽化】
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11月~翌年3月半ばにかけて羽化。当初は♀が多いと思っていたのですが、蓋を開けてみると12♂2♀というとんでもない偏り方をしていました。
♂は1頭蛹で落ちてしまったものの、全て親を優に超える30ミリ以上の個体ばかりが羽化し、短歯は1頭のみ(落ちた蛹も含めると2頭)でした。なお、はっきりと大歯といえるものは1頭だけでした。

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最大個体は35.4ミリ、次点は34.5ミリで、アベレージは32.8ミリ。なんと最大個体は120カップで飼育していた個体でした。そんなんでいいの…?

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次点の個体は菌糸で飼育していたものです。蛹化前に少し暴れがみられたためマットへ投入しようとしたのですが、その際ついでに体重を測定し2.6gでした。物好きな方は参考にしていただければと思います。


【まとめ】
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なんというか、すごく怒られそうな飼育内容なのですが、、、思ったよりアゴの伸びた個体は出しやすいよ~と認識してもらえればと思います。
最大個体でもレコードの38.9ミリには程遠いですが、累代障害は特に感じなかったため現在の流通個体で十分狙えると思います。腕に自信のある方は是非飼育してみてください(^^)
次は雌雄判別せずにすぐ500ボトルかな…って、ブリードできるのはいつなんだ😅



【おまけ】
クワガタの大型個体作出に重要なファクターとして温度があります。平たく言うと「冷やせ」というものですが、盲目的に20℃を下回るような低温環境を用意すればいいのかというとそういうことではないと思います。
とある腕の立つ方に「ノコギリは低温向きではない種類がけっこういる」という指摘を受け、確かにそうだなと思った次第です。例えば、今のブラックハスタートのレコードは所謂低温飼育ではないですし😅

重要なのは「その種類における適温」を見つけることと思います。
その適温から少し低めで飼育するのが大型化のキーのひとつとなるのではないかと考えています。

今回、ボーマンスはかなり雑な飼育にも関わらず小さくないサイズが複数出ていました。幼虫を飼育していた時期は丁度夏で、飼育部屋は23~26℃かもう少し高い程度だったと思います。
最初に述べたようにスライヤル島は標高の低い島で、赤道にもかなり近いため気温が常時高いことが推定されます。そのため本種の適温は高めであり、今回たまたま適温~少し低い程度の飼育となったため極端に小さい個体が出現しなかったと予想しています。

クワガタムシというのは様々に種類がおり、生息環境も千差万別ですから、それぞれ成長するための適温というものが存在するのは考えてみれば当たり前の話です。その適温をどうやって探るかのヒントとして産地があります。産地の気候をきちんと調べることで、おおよその飼育温度の目安がわかるのではないかと思います。
あとはネットに転がっている飼育記事も参考になる情報がけっこうあります。
加えて、現地での採集情報なんかも拾えればいいですね(^^)そう都合よくはいかないですが…特にマイナー種😅

結局何が言いたいのかというと、

「飼育する虫のことは、きちんと調べよう」

ということです。
適温の予想ももちろんですが、産卵方法、適したエサ、飼う虫の形態的特徴もしっかり調べる必要がありますよね。

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ボーマンスの♀。前脚脛節が湾曲し広がり、土を掻くのに適したような見た目をしていることからマット産みの傾向がありそうなことが予想できる

見た目や値段だけで衝動買いしていませんか?今自分がきちんと飼える虫かよく吟味して、楽しい虫ライフを送りましょう(^o^)/=)
↑特大ブーメラン


これ、ただ自分が雑魚なのを晒して終わりとかだったら悲しいな~😅

オパクスサビクワガタ 飼育メモ

こんにちは。もとおと申します。

自分のクワガタ飼育を備忘録的に記録していこうと思います(^^)



初回は、この種

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オパクスサビクワガタです。
渋いフォルムと色合いが魅力的です☺️
超がつくマイナー種とか言っちゃやーよ。

東南アジアの島嶼を中心に広く分布するようですが、入荷はぜんぜんないです。個体数が少ないというよりかは、現地の採り子が採集してないんでしょう。たぶん。

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♀。♂の大きさから考えるとめっちゃデカく見えます。

事前リサーチによると、完全材産みとのこと。♀を見た感じも材産みっぽい。材産み苦手なんだよなぁ…(^^;



【2020年3月半ば 成虫入手】
インドネシアの輸入業者から購入。♂33ミリ、♀29ミリ。ワイルドは毎度微妙に値段ついてますね。
到着後、1週間程で産卵セット組みました。


【2020年3月末 産卵セット】
産卵一番に1ヶ月ほど寝かせていい感じに柔らかくなった人工カワラ材でセット。材は半分マットから出してましたが、全出しでもいいかも。
温度は23~4℃くらいだったと記憶してます。
念のため、♂♀同居。


【2020年4月25日 割出】
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わっさり。事前に試し割りしたものも含め、30頭弱採れました。幼虫も卵もありますが幼虫の方が多かったです。
「まさかこんな木っ端に…」というところからも出てきました。一度スイッチ入るとめっちゃ産むのかもしれません。

親は目を離した隙に交尾してました。交尾意欲は強いようです。

採れた幼虫は大半を恵栽園のクワガタマットへ、6匹ほど2~3ヶ月放置してたくわプラの800カワラ菌糸へいれました。


【2020年7~8月 羽化】
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カワラ菌糸に入れてたやつから先に羽化。孵化から3~4ヶ月で羽化したことになります。早っ!!!

マット組も半月ほど遅れて羽化開始。なお、マット組よりも圧倒的に菌糸組の方がデカかったです。(アベレージで5ミリ前後大きさ違いました。)
最大♂は29ミリ、♀は25ミリ。親越えならず。

マット組は半分くらい落ちましたが、菌糸組は明らかに異常があった1匹以外は羽化。完全に菌糸でやらないとダメな種のようです。


【2020年9月 次世代ブリード開始】
7月中旬羽化の個体が8月の末に徘徊を始めたので、活動開始と判断。なにぶん後食してるんだかしてないんだかわからない種なもので。
同時期羽化の♀とお見合いさせたところ反応してたので、頃合いみて産卵セットで同居させようと思います。


幼虫採れたら、何の菌糸が合うのか色々実験してみようと思います。目指せ長歯!