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- 8.ミヤマクワガタ属
- 9.オオツヤクワガタ属
- 10.ツヤクワガタ属
- 11.ニジイロクワガタ属
1.ネブトクワガタ属
アクミナートゥスネブトクワガタ(原名亜種)
Aegus acuminatus acuminatus (Fabricius, 1801)
♂ スマトラ島 ベンクール産 WD
飼育レコード:40.2mm(2021)
野外レコード:41.0mm
分布:マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島、シンケップ島、カリマタ島
コメント:ネブトクワガタの仲間は、言葉で言い表すことが難しい独特のカッコよさがあるように思う。本種は手に取って惚れた。普通に失敗した。
ギャラリー
♂♀ スマトラ島 ベンクール産 WD
フィリピンネブトクワガタ(亜種banggaiensis)
Aegus philippiensis banggaiensis Nagai, 1994
♂28.4mm タリアブ島 西タリアブ産 WF1
飼育レコード:41.5mm(2021)
野外レコード:30.1mm
分布:ペレン島、スラ諸島
コメント:大型個体は力強く湾曲した大アゴとがっちりした体格が魅力。ネブトクワガタ入門種としては最適か。
ギャラリー
♂ トップと同一個体
♂♀ タリアブ島 西タリアブ産 WD
2.マダラクワガタ属
マダラクワガタ
Aesalus asiaticus asiaticus Lewis, 1883
飼育レコード:-
野外レコード:?
コメント:日本最小のクワガタ。毛束のせいかモフモフしている印象を受け、中々かわいらしい。
3.オウゴンオニクワガタ属
ババオウゴンオニクワガタ
Allotopus moellenkampi babai Mizunuma, 1994
♂ ミャンマー タニンダーリ CB
飼育レコード:83.4mm(2008)
野外レコード:80.0mm
分布:ミャンマー南部
コメント:モーレンカンプオウゴンオニの中ではもっとも大型になり、光沢が強く美しい。
4.ソリアシサビクワガタ属
オパクスサビクワガタ(ソリアシサビクワガタ)
Gnaphaloryx opacus Burmeister, 1847
♂34.5mm 東ジャワ アルゴプーロ産 WF2
飼育レコード:登録なし
野外レコード:38.2mm(ぼくしらべ)
分布:東南アジアの広範囲
コメント:うんこ虫
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♂33mm 東ジャワ アルゴプーロ産 WD
♂ 東ジャワ アルゴプーロ産 WF2
♂♂♀ 東ジャワ アルゴプーロ産 WF2
5.メンガタクワガタ属
グラディアトールメンガタクワガタ
Homoderus gladiator Jakovlev, 1895
♂ カメルーン Mt.Cameroon産 WD
飼育レコード:60.1mm(2009)
野外レコード:58.0mm
コメント:メリーメンガタと比較して、スマートで体色が濃い。
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♀ カメルーン Mt.Cameroon WF1
6.キンイロクワガタ属
パプアキンイロクワガタ
Lamprima adolphinae (Gestro, 1875)
♂ イリアンジャヤ アルファック産 WF1
飼育レコード:54.9mm(2016)
野外レコード:54.0mm
分布:ニューギニア島
コメント:キンイロクワガタの中でもっとも大型になり、カラーバリエーションが豊富で人気が高い。
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♂ イリアンジャヤ アルファック産 WD
7.ホソクワガタ属
ブルメイスターホソクワガタ
Leptinopterus burmeisteri Arrow, 1943
♂ ブラジル サンパウロ産 CBF3
飼育レコード:登録なし
野外レコード:?
分布:ブラジル
コメント:三次元的にうねる大アゴと、滑らかなツートンカラーが大変魅力的な種。あと20mmくらい大きい種だったらなぁ…。
ギャラリー
♂ ブラジル サンパウロ産 CBF4
♀ ブラジル サンパウロ産 CBF4
8.ミヤマクワガタ属
ミヤマクワガタ
Lucanus maculifemoratus maculifemoratus Motschulsky, 1861
飼育レコード:78.6mm(2014)
野外レコード:78.6mm
分布:北海道~九州、国後島、奥尻島、佐渡島、飛島、隠岐諸島、五島列島、甑島列島、黒島
コメント:キッズたちのスーパースターであり、大人をも惹きつける魔力を持つ。私は北海道出身故か、本種に対する憧憬というものがいまいちわからなかった。だってその辺にいたからね。
9.オオツヤクワガタ属
タランドゥスオオツヤクワガタ
Mesotopus tarandus (Swederus, 1787)
♂ コンゴ民主共和国産 CB
飼育レコード:92.6mm(2021)
野外レコード:93.0mm
分布:熱帯アフリカ
コメント:漆器をニスがけしたような強い光沢は、見た者の度肝を抜くこと間違いなし。レギウスも含めて分類が定まっていないようなので、早々に整理されることを願う。クワガタのクセにカブトムシのように餌をドカ食いするうえに、下手に寿命が長いので二度と飼いたくない。
10.ツヤクワガタ属
カステルナウディツヤクワガタ(原名亜種)
Odontolabis castelnaudi castelnaudi Parry, 1862
短歯♂ スマトラ島 ベンクール産 WD
飼育レコード:84.8mm(2008)
野外レコード:94.0mm
コメント:力士のごとくガタイがいいツヤクワガタ。短歯はアルキデスヒラタと並ぶクワガタ相撲出禁二大巨頭。長歯も短歯もカッコよくて参ってしまうが、飼育が難しいとのことでなかなか難儀な虫。
ルデキンツヤクワガタ
Odontolabis ludekingi (Vollenhoven, 1861)
♂ スマトラ島 ベンクール産 WD
飼育レコード:81.3mm(2010)
野外レコード:74.6mm
分布:スマトラ島南部
コメント:最近の安いツヤ代表と思う。アゴの造形と力強さには感嘆すること請け合い。一見の価値あり。
スティーブンスツヤクワガタ(原名亜種)
Odontolabis stevensi stevensi Thomson, 1862
長歯♂ スラウェシ島 パロロ・パル産 WD
飼育レコード:84.4mm(2017)
野外レコード:91.4mm
分布:スラウェシ島
コメント:黄縁タイプも黒化型も出現する面白い虫。どちらも捨てがたく悩ましい。
11.ニジイロクワガタ属
ニジイロクワガタ
Phalacrognathus muelleri (MacLeay, 1865)
紫紺♂ CB
飼育レコード:68.6mm(2020)
野外レコード:70.0mm
分布:オーストラリア
コメント:訳あって嫌いな虫。こんなのやってる人間の気が知れない。