フィリピンネブトクワガタ 亜種banggaiensis
Aegus philippinensis banggaiensis Nagai, 1994
タリアブ島 西タリアブ産
タリアブのバンガイエンシス。形はカッコいいのですがどうもサイズが伸びなかったWF1。以下過去の飼育記事。
タリアブ島産 フィリピンネブト バンガイエンシス 産卵 - きれいで簡単にふえるやつがすき (hatenablog.com)
タリアブ島産 フィリピンネブトクワガタ バンガイエンシス WF1 飼育記 - きれいで簡単にふえるやつがすき (hatenablog.com)
WF2が羽化してきたので短くまとめます。
1.飼育方法
1400ボトルにUマットをガチガチになり過ぎないように詰め、23~24℃でセット。水分やや多め。
初齢幼虫を少数得て、そのままUマット@500ボトルへ。管理温度は20~22℃。
ネブトの初齢割出はよろしくない行為だと思いますが、コバエが沸いてたので仕方ない。
これは死骸に発情する♂。
2.羽化
ボトル投入後3ヶ月程度であっという間に蛹化。♀なんて全部羽化してました。
繭玉を破壊してしまったのでティッシュ蛹室へ入れていた個体。かなり雑な人口蛹室でしたが綺麗に羽化しました。小型ネブトは意外と羽化が上手なのかもしれません。
3.羽化個体紹介
全個体2022年10月4日にUマット@500ボトルへ初齢投入。
♂①31.5mm APB-TWF2-03
2023年1月24日 羽化
♂②30.7mm APB-TWF2-08
2023年2月5日 羽化
♂③30.2mm APB-TWF2-10
2023年2月5日 羽化
♂④30.1mm APB-TWF2-11
2023年1月27日 羽化
♀は全個体2023年1月24日に羽化確認。写真は代表として⑨のみ。
♀①18.2mm APB-TWF2-01
♀②18.6mm APB-TWF2-02
♀③17.7mm APB-TWF2-04
♀④18.1mm APB-TWF2-05
♀⑤17.9mm APB-TWF2-06
♀⑥19.3mm APB-TWF2-07
♀⑦19.0mm APB-TWF2-12
♀⑧18.9mm APB-TWF2-13
♀⑨19.3mm APB-TWF2-14
4.まとめ
やっぱりサイズが伸びない。最大サイズWF1より縮んでるし…。マットの乾燥など飼育環境でよくない点もありましたが、そのせいだけでもないような。産地差の気がしてならないので、機会があればペレン産も飼育してみようと思います。
実物手に取らないと何とも言えないんですが、ペレン産と比べてタリアブ産はアゴがなんとなく外側に反ってるような気がするんですよね。バウェアン産チェリフェルほど特殊な個体群かどうかはわかりませんが、やっぱり産地差があるんじゃないかと。
というわけでサイズ出すならペレン産やった方がいいということで、タリアブ産はラベル以外で続ける理由がないので今世代でサヨナラします;;